11日。
ごぶさたしておりましたーー!
気がつけば、もう10月11日。
11日。そう、11日ですね。
もうあれから7ヶ月。
また東北に寒い季節が訪れようとしています。
「あの日、天の星々になった人々、子どもたちと、語り合う言葉を持つために。」
これは童話館の代表、川端強さんのエッセイの題名です。
私たちは、あの日から、生と死を今までないくらいに身近に感じ、自然に畏怖の念を抱き、自分の無力さに打ちひしがれながら、少しセンチメンタルに、でも一生懸命に頑張ってきました。
もう7ヶ月。やっと7ヶ月。
まだまだ問題は山積しています。
でも、「あの日、天の星々になった人々、子どもたちと、語り合う言葉を持つために」、私たちは、自分にもいつか訪れる死を意識しながら、毎日を精一杯生きるべきなのでしょう。
死ぬことと、生きること。
それがごくごく接近したものであることを、私たちは忘れずにいなくてはいけません。
彼らが生きるはずだった今日、そして生きたかったはずの今日を、私たちは生きています。
そしてもう一つ。
ニュースやドキュメンタリーで流れる、あの日に起こった美談や美しい行い。
それがテレビで繰り返し流されることに批判の目を向ける方も少なくないと思います。
でも、私は単純に、
「人間って、生と死の間にいても、そんなに強くいられるんだ、そんなに正しくいられるんだ。」
と畏敬の念にも似た感慨をおぼえました。
人間が持つ強さ、正しさに、私は心底励まされる思いです。
実際に強く正しく生きることは難しいですが、
「強くありたい、正しくありたい」と願うことは、私たち自身を支える糧になる気がします。
「あの日、天の星々になった人々、子どもたち」に恥じないように。
それが私がひっそりと誓ったことです。
今年も秋が来て、そしてこれから冬に向かいます。
あの日も寒い日でした。
あの日以降、ストーブのスイッチを入れるとき、頭をよぎるのはいつも被災地の方々のことでした。
この冬も、その思いを忘れないように。
でも、この冬はみんなで暖かく過ごせますように。
季節の変わり目、皆さまご自愛くださいませ。
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ついつい神妙に語ってしまうのは私のクセで・・・。
次回の記事からは、ハンドメイド全開で行きますーー!!
by ciao_handmade
| 2011-10-11 16:18
| life